【京都記念】先行できるプラダリア、マテンロウレオに託す 穴馬は2番手以内取れるアフリカンゴールド
穴馬は一昨年の覇者アフリカンゴールド
アフリカンゴールドは一昨年に12番人気でこのレースを勝利し、大波乱の立役者になった。同レースでは11番枠から五分のスタートを切って、促しながら内に切れ込み、マリアエレーナを制してハナを取り切った。そこからは上手くペースをコントロールし、超スローペースに持ち込む。向正面では外からレッドジェネシスが捲ってきたので3角手前からペースを引き上げ、4角出口で仕掛けて1馬身半差のリードで直線へ。序盤で1馬身3/4差まで差を広げ、ラスト1Fで内から食らいつくタガノディアマンテを振り切り、1馬身1/4差で完勝した。 本馬はこのように序盤から急がさずにマイペースで前の位置が取れるとしぶとい。昨秋の京都大賞典で逃げて勝ち馬プラダリアと0秒2差の4着、アルゼンチン共和国杯でも勝ち馬ゼッフィーロと0.4秒差の5着と善戦している。前走のステイヤーズSはさすがに距離が長く11着と大敗したが、今回はそこから立て直されての一戦。同型馬はテンの遅いバビットなので、序盤から急がなくても前の位置を取れるのは好材料だ。大外の12番枠なので序盤は2番手でもいいし、バビットがペースを上げないようであれば逃げてもチャンスがあると見ている。 ※パワーポイント指数(PP指数)とは? ●新馬・未勝利の平均勝ちタイムを基準「0」とし、それより価値が高ければマイナスで表示 例)ルージュエヴァイユの前走指数「-21」は、新馬・未勝利の平均勝ちタイムよりも2.1秒速い ●指数欄の背景色の緑は芝、茶色はダート ●能力値= (前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3 ●最高値とはその馬がこれまでに記録した一番高い指数 能力値と最高値ともに1位の馬は鉄板級。能力値上位馬は本命候補、最高値上位馬は穴馬候補 ライタープロフィール 山崎エリカ 類い稀な勝負強さで「負けない女」の異名をとる競馬研究家。独自に開発したPP指数を武器にレース分析し、高配当ゲットを狙う! netkeiba.com等で執筆。好きな馬は、強さと脆さが同居している、メジロパーマーのような逃げ馬。
山崎エリカ