待望の今季初ゴールを決めた横浜F・マリノスの宮市亮　撮影：中地拓也

　6月15日に日産スタジアムで行われたJ1リーグ第18節で、横浜F・マリノスのFW宮市亮が決めた完璧なコントロールショットに称賛の声が多く寄せられた。 ■【動画】「これ宮市過去1やろ」「めちゃキレイなゴールやん」と称賛の声! 横浜FM宮市亮の左45度からの鮮やかな右足コントロールショット■ 　天皇杯から中2日、首位を走るFC町田ゼルビアをホームに迎えた一戦。今季ここまでベンチスタートが主で、天皇杯はベンチ外と休養十分だった31歳・宮市が、4月7日以来、今季リーグ戦3度目のスタメン出場でピッチに立つと、前半14分に輝きを放った。 　横浜FMが中盤からボールを繋ぎ、ヤン・マテウスがボックス内へ浮き球のパスを送る。そのボールに飛び込んだ渡辺皓太、さらに天野純が次々と接触プレーで倒されるもノーファウル。それでも混戦の中から、渡辺が倒れながらも後方にボールを残した。 　そこに宮市がいた。ペナルティーエリアの角、左45度の位置でボールを受けると、足裏でコントロールした後に右足を鋭く振り抜き、威力抜群にして鮮やかなコントロールショットを逆サイドネットへ突き刺した。 　2022年夏に右ひざ前十字靭帯断裂の重症を負った宮市は、長いリハビリを経て2023年5月に復帰し、翌6月に復帰後初ゴールを奪った。今季はここまでノーゴールだったが、今季出場15試合目で待望の今季初ゴールとなった。

■「今日はこの1点で気持ちを落ち着かせるしかない。」

　この宮市のJ1出場50試合での通算7ゴール目に対して、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。 「めちゃキレイなゴールやん」 「この男のゴールを待っていた」 「宮市は応援したくなるよな　ナイスゴール!!」 「これ宮市過去1やろ　バケモンうまいねんけど」 「宮市選手の今季初ゴール。今日はこの1点で気持ちを落ち着かせるしかない。」 　しかし、結果は伴わず。宮市の得点で先手を奪った横浜FMだったが、前半43分に同点に追い付かれると、後半に入って12分、16分と立て続けに失点して1-3。ボール支配率64％も、シュート数は8対16と劣勢で、リーグ戦2連敗となった。 　リーグ戦の優勝争いへ加わるためには重要な首位チームを相手にした一戦を落とした横浜FM。ついに目覚めた宮市とともに、浮上できるだろうか。