〈知事選2024〉現職、新人一騎打ちへ 10日告示、衆院選とダブル選
任期満了に伴う富山県知事選は10日に告示される。出馬表明順に、再選を目指す現職新田八朗氏(66)=自民、公明、立憲民主、国民民主、連合富山推薦=と、前上市町議で看護師の新人百塚怜氏(34)=共産推薦、社民県連合支持=が立候補を予定している。投開票日は27日で、15日公示の衆院選との28年ぶりのダブル選となる。 ほかにも県議補選高岡市選挙区、氷見市長選と投開票日が重なり、四つの選挙が実施される。 経済界出身の新田氏は、民間の視点を行政に取り入れたと実績を強調する。「未来に向けた人づくり」と「新しい社会経済システム」を2期目の政策の柱に掲げる。 百塚氏は、市民団体「明るい県政をみんなでつくる会(みんなの会)」が擁立する。障害者福祉の推進や地域循環経済の構築に意欲を見せ、県民に寄り添った県政を目指す。 県選管による事前審査は新田、百塚両氏のほか、氏名、党派いずれも非公表の1人も受けている。