「どんどこ!巨大紙相撲」に巨体力士40体 横綱目指して熱戦
墨田区の冬の風物詩「どんどこ!巨大紙相撲2024」の本場所(北斎すみゆめ場所)が12月15日、すみだリバーサイドホール(東京都墨田区吾妻橋1)で開催された。主催は墨田区と「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会。、公益財団法人日本相撲協会が協力している。(すみだ経済新聞) 【写真】「どんどこ!巨大紙相撲2024」の様子 段ボールで作った巨大な力士が土俵で激突する同イベント。「隅田川 森羅万象 墨の夢」のイベントの一環で行い、今回が6回目。本場所の前には、墨田区内の4つの部屋(東向島、東駒形、亀沢、キラキラ橘)で巡業と称する力士製作ワークショップが行われた。参加者はチームで段ボール製の巨大力士を製作し、独創的なキャラクターが次々と誕生した。土俵に立った40体の巨大力士は個性が光る仕上がりで、迫力ある勝負が繰り広げられた。 ルールは土俵に対戦する巨大力士が置かれ、参加チームが土俵をたたいて勝敗を競う。土俵を割るか倒れるかすると負けになる。会場だけでなく、オンラインでも楽しめるのがこのイベントの醍醐味(だいごみ)。本場所はユーチューブでライブ配信され、参加者は「電子どんどこ!」に参加できる。パソコンやスマートフォンの画面をクリックまたはタップすると、会場の土俵に取り付けられたハンマーがどんどことたたかれる仕組み。東西の力士どちらを応援するかは「たたき手」次第で、オンラインからも多くの応援が寄せられた。 当日はトーナメント方式で取組を行い、解説は元大相撲力士の浦添親方(元敷島)が担当。観客は一体となって盛り上がり、会場は熱気に包まれた。 結びの一番(決勝)は観客投票による人気投票でも1位を獲得した東向島部屋の「キングボス」=たもんじ農園出身)と、亀沢部屋のアラベスク山II」(宇宙出身)が対戦。取り直しの熱戦の末、優勝を飾ったのは「アラベスク山II」。昨年3位だった悔しさを晴らすために家族総出で研究を重ね、見事勝利を収めた。 準優勝の「キングボス」の皆川未来さんは「どんどこ巨大紙相撲の本場所に初めて参加し、まさかの人気投票1位と準優勝を頂くことができて光栄。初めての体験でここまでの成果を残せたことが信じられず、喜びと感動で胸がいっぱい。そして何より、多くの方々に応援いただき、感謝の気持ちでいっぱい」と振り返る。
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