バレーボール女子日本代表

　周囲の期待値も上昇中だ。日本バレーボール協会は1日、パリ五輪に挑む女子日本代表メンバー12選手を発表した。 　6月のネーションズリーグ（VNL）ではファイナルラウンド準決勝で当時世界ランキング1位のブラジルを破り、初の銀メダルを獲得。主将の古賀紗理那（NEC）は「（五輪では）『自信を持って、メダルを獲得することを口に出して言おう』と話した。本当に難しい目標で、タフなゲームになるのは間違いない。それでも自信を持ってプレーするのが一番大切」と力を込めた。 　近年は男子代表に脚光が集まっていたが、今回のVNLでの躍進で女子代表の注目度が高まった。あるスポンサー関係者は「前までは男女で雲泥の差があったけど、女子のステータスが上がった。スポンサーとしてもありがたい限り。五輪はどうなるかわからないし、もしかしたら女子の方が上に行く可能性だってゼロではない」と期待を寄せた。 　パリ五輪のメンバーは古賀、石川真佑（ノバラ）など、VNLで活躍した選手が順当に名を連ねた。銅メダルを手にした2012年ロンドン五輪以来の表彰台へ、真鍋政義監督は「（VNLで）決勝に行ったのがかなり大きい。自信になっている」。男子に負けじと、女子も結果でバレーボール界を盛り上げていく。