馬場ふみかと野村周平の鬼気迫る演技がリアル!モラハラ夫への復讐劇「夫を社会的に抹殺する5つの方法」
馬場ふみか主演の社会派ヒューマンサスペンス"オトサツ"こと「夫を社会的に抹殺する5つの方法」。SNSや見逃し配信などでじわじわと話題を呼んだ本作は、今年になって高梨臨主演で「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」が制作されるほどの人気作。原作・三田たたみ、作画・アップクロスが手がけた同名漫画をもとに、妻から夫への復讐劇が描かれていく。 【写真を見る】主演を務める馬場ふみか 馬場が演じているのは結婚して1年目の、タワマンに住む専業主婦・奥田茜。料理が得意でホテル並みの朝食を用意するなど、尽くすタイプの妻だ。そんな茜に冷たく当たるモラハラ夫・奥田大輔を野村周平が演じている。子供と暮らす幸せな結婚生活を思い描いていたのに、夫の横暴な振る舞いによって夢は砕かれ、復讐へと心が傾いていく妻と、そんな気持ちに微塵も気づかず、泥酔して帰宅し、「誰のおかげでこんな暮らしができてると思ってるんだ!?」と言い放つ夫。心理的に追い詰められていく茜役の馬場に、「怖い」「心配」、上から目線で怒鳴る大輔役の野村には、「モラハラDV夫ぶりがリアル」などの声が相次いだ。 復讐のきっかけは、ある日、茜のもとに差し出し人不明の手紙が届いたこと。やがて、動画に映る謎の仮面男のミッションに従って行動するようになることから、物語は思わぬ事態へと発展していく...。 ■夫のモラハラを誰にも言えず、復讐を実行する妻の心情を馬場が表現 セレブな家庭で育った夫の大輔は、広告会社に勤め、将来を期待されているデザイナー。経済的には何の不自由もなく暮らしている茜だったが、結婚前とは別人のようになってしまった大輔から罵倒され、義母からは「子供はまだなのか」とプレッシャーをかけられている。そんな息苦しい生活の中、茜はついに赤ちゃんを授かり、「子供ができたら夫も前のような笑顔を見せてくれるかもしれない」と幸せな日々を頭の中で思い描く。しかし、妊娠を打ち明けようとしたその日に夫に殴られそうになり、転んで流産してしまう。 茜のことを気にかけて訪ねてきた会社員時代の後輩・早苗(岡本夏美)にも、いつも寄り添ってくれる親友で新聞記者の工藤(佐藤玲)にも本当のことを言い出せず、誰にも相談できないまま閉塞した空間の中で笑顔が消えていくヒロインを演じた馬場は、視聴者が心配になるのも納得の演技力。 そんな時に届いた手紙の内容が、「夫を社会的に抹殺する5つの方法、教えます」。茜は指示に従ってPCを開き、そこから復讐劇が始まっていく。 ■謎の仮面男はいったい誰なのか?推理する楽しみもアリ 仮面男からのミッションは、大輔から「ポジティブ感情、達成感、良好な友好関係、没入感、人生の意味や意義」を奪っていくこと。茜の裏工作により、大輔は広告会社を辞めることになり、実家の「奥田産業」を継ぐべく働くことになる。 茜の様子を心配し、何かと世話を焼いてくれる大輔の姉・和美(森カンナ)、和美の幼なじみで「奥田産業」で働いている長澤(持田将史)も親身になる中、茜は仮面男から送られてきた大輔の少年期の動画を公開し、大輔は社会的にますます追い詰められていく。 大輔の私生活をよく知っている謎の動画の人物はいったい、何者なのか?思わぬどんでん返しが待っている本作を、馬場と野村の鬼気迫るリアリティ満載の演技と共に楽しんでほしい。 文=山本弘子
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