米海軍艦船が石垣港の沖合に 市民団体が抗議 艦長「日米同盟の存在感示す」
沖縄テレビ
11日、石垣港にアメリカ海軍所属のミサイル駆逐艦が寄港し市民団体が抗議の声を上げました。 11日午前9時頃、石垣港の沖合に停泊したのはアメリカ海軍のミサイル駆逐艦、「ラファエル・ペラルタ」です。 アメリカ軍は日米地位協定に基づき今年2月、石垣市などに入港計画を通知し、市は船の大きさから接岸できないとして入港を認めませんでした。 このためアメリカ軍は艦船を沖合に停泊させ、乗組員が小型ボートに乗り換えて上陸する方法に変更し市はこれを許可しました。 港ではミサイル駆逐艦の寄港に反対する地元住民などの市民グループが横断幕を掲げ抗議活動を展開しました。 ▽抗議をする市民: 「戦争をするための乗組員がこの島に降りてくるということは許しがたい思いです」 「艦船に帰ってください」 「戦争に近づいているような感じがしてとても許せない」 「この静かな島を戦争の標的にするような」 「軍事のがんじがらめにされかねない」 「島の人たちにも多くの人たちに訴えてその犠牲にならないように」 こうした中ミサイル駆逐艦の艦長が報道陣の取材に応じ今回の寄港は補給や乗組員の休養が目的で問題はないと説明しました。 また、「寄港そのものが日米の安全保障上の同盟関係を示すことになり、地域の平和と安全を維持することに利する」と意義を強調しました。 関係者によると寄港は13日までを予定しているということです。
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