メルセデスAMGがフェラーリ風クロスオーバー開発中! クワッドモーターで最大1000psの怪物に?
メルセデスAMGは現在、SUVのGLC EVなど既存モデルの電動バージョンを開発しているが、その頂点に立つ最強スーパーSUVを開発していることを発表、そのティザーイメージが初公開された。 専用のAMGプラットフォーム上に構築されるこのモデルは、標準的なメルセデスSUVに特別なタッチを加えるという典型的な方式を超えることを目指している。代わりに、AMGのパフォーマンスDNAを中核としてゼロから設計されるという。“AMG.EA”アーキテクチャに基づいて「完全に自社開発」されるこの新型モデルは、メルセデスSUVの高性能派生モデルではなく、AMG特注品となるのだ。 ティザーイメージでは、いくつかのヒントが示されている。長いボンネット、アグレッシブなフェンダーライン、メルセデスのSUVよりも、フェラーリのプロサングエ風の流麗なルーフラインを備えた筋肉質の側面が明らかになっている。 ボディサイズは、全長約5.1m(200インチ)、ホイールベースは3m(118インチ)以上で、2022 Vision AMGコンセプトと似たサイズになるものと予想されている。これにより、ICE駆動のメルセデスAMG GLE 53/63よりもフットプリントが大きくなり、完全電動のEQS SUVフラッグシップのスケールに近づく。 “AMG.EA”プラットフォームは800Vアーキテクチャを採用しており、今後発売される未発表のSUVと、4ドアAMG GTの電動後継車の両方をサポートする予定だ。どちらのEVにも、英国を拠点とするYasa社がAMG向けにカスタム開発した軽量の軸流式電動モーターが搭載されることがわかっている。 4基のモーターを搭載したこの新型モデルは、1014ps以上の最高出力が見込まれ、全輪駆動と高度なトルクベクタリング機能を有するほか、4輪操舵、アクティブサスペンション、AMG専用バッテリーも搭載されると思われる。 市場では、ポルシェ カイエンGTをはじめ、アストンマーティン DBX、MW XM、ランボルギーニ ウルス、ロータス エレトレなどのハイブリッド及びフルエレクトリックモデルと対峙することになるだろう。
APOLLO