福屋三次店が8月閉店へ 42年の歴史に幕
百貨店の福屋(広島市中区)は、広島県三次市中心部にある三次店を8月11日に閉店する。服飾品やギフトを中心に扱う小規模店としての42年の歴史に幕を下ろし、広島県北地域の店舗はなくなる。 【写真】1月に25年の営業を終えて閉店した尾道福屋(広島県尾道市) 鉄筋2階建ての三次店は1982年にオープンし、売り場面積は延べ414平方メートル。1階は婦人服や紳士用品を扱い、2階にギフトサロンがある。同社は閉店理由について「ギフト需要がオンライン中心となり、交通網の発達で広島市の本店を利用される客も多い。県北での役割は果たせた」と説明。閉店後の土地建物の利用については「未定」としている。 福屋は店舗再編を進めており、2013年に竹原(竹原市)、19年に宮内(廿日市市)、20年に大竹(大竹市)、22年に浜田(浜田市)の各店、今年1月に尾道福屋(尾道市)を閉じた。三次店の閉店後は全8店体制になる。
中国新聞社