先輩も正解を知らない!? “ここ一番”の接待ゴルフで失敗しない1日の流れとは? マナー講師に聞く
行き帰り同乗でなければプレー後にあいさつして解散で良し
前半9ホールを無事終えたあとは、レストランで食事をすることになりますがどのような点に気を付けるべきなのでしょうか? 「基本的にレストランの出入り口から一番遠く、景色が一番いい場所が上座です。接待ゴルフの場合は、プレー料金とレストラン代の両方を接待する側が支払うのが基本です。プレー料金は負担してもらう場合でも、せめてレストラン代は支払ったほうが無難です」 「注文する際は、なるべく接待される側と同じメニューを注文するのがベストです。違うものを注文してしまうと、提供に時間がかかったり、先に自分の料理が到着して待たなければならなかったりします。接待される側を待たせるわけにはいかないので、同じ料理を頼んでおくと気持ち的にも楽だと思います」 プレー終了後は、どのように振る舞うのがベストなのでしょうか? 「帰りのクルマを用意している場合は別ですが、基本的にはラウンドが終わった時点であいさつをしてお別れするのがいいと思います。湯船に一緒に浸かるとなると半裸を人に見せることになるので、抵抗がある人もいますし、そもそも利用しないで帰宅する人もいます。できれば、先に接待される側の人にロッカールームへ帰ってもらい、時間を置いてから接待する側が戻るのが無難です」 「遠方のゴルフ場を利用する場合は、その地方の名産品を事前に購入しておいて、お土産としてお渡しするのがオススメです。渡すタイミングは難しいので、可能であればクラブハウスの受付やスタッフに『〇〇さんがご帰宅する際に渡してください』と頼んでおいても良いでしょう」 最後に小藤氏は、「お相手にとって居心地の良い空間を提供するのが接待ゴルフを成功させる秘訣です」と話します。実際、接待ゴルフを通じて大きな案件を獲得するビジネスマンもいるといいますから、参考にしてみてはいかがでしょうか。
e!Golf編集部