【全文】「巨大地震注意」発表で浜田知事 県民へ呼びかけ〈県災害対策本部会議〉
浜田知事: 県民の皆さんに対してメッセージをお伝えしたいと思います。本日(8日)の16時43分頃、日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震を受けて気象庁から南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」という情報が初めて発表されました。この情報は、通常と比べて地震が発生する可能性が相対的に高まっていると評価されている状況です。県民の皆さんにおかれましては、地震への備えについて再確認などを行ってください。 ただ、この「巨大地震注意」の段階で求められる対応といたしましては、発表から1~2週間程度は通常の生活を送りながら、次の地震に向けた備えを再確認をしていただきたい、そういう情報であります。具体的には、例えば避難場所あるいは避難経路を確認をしておく。家族の皆さんとの安否確認手段を確認しておく。家具の固定ができているか確認をしておく。非常持ち出し品が持ち出せるようになっているか改めて確認をする。さらには緊急情報をどう取得するか、その取得体制を確認し、こういった備えを、通常の生活を送りながらもしっかりとしていただきたい、こういうメッセージであります。 また今後、大きな揺れを感じましたらすぐに避難できるように準備をしていただきたいと思います。具体的には、非常持ち出し袋をあらかじめ準備しておく、そしてすぐに避難できる体制で就寝する、といった点であります。今後は地震の発生に注意をしながら、冷静に落ち着いて通常の生活を送っていただくことが可能だと思います。 先ほど申しましたように、全国でも初めての臨時情報でありますけども、「巨大地震注意」そしてより切迫度が高い「巨大地震警戒」の2段階ある制度の中で、今回は切迫度は相対的に低い方、平時よりは相対的に上がっておりますが低い方です。ですから通常生活を送ることを基本にしながら、いざという時の備えをしっかり確認をして万全を期すことをお願いするという状況であることについて、よろしくご理解をいただきたいと思います。今後状況の変化が生じる可能性もございます。そうなりましたらまた直ちに県民の皆さんには情報発信させていただきますので、この点に関する県あるいは関係機関からの情報発信には十分注意をしていただいて、情報が受信できるような体制をとっていただければありがたいと思います。
高知さんさんテレビ