オリックスが4連覇を果たすためのカギ。黄金時代の西武も投手力が抜群 山下舜平大の“覚醒”に期待【伊原春樹の野球の真髄】
リーグ4連覇に向けての戦いに挑むオリックス・中嶋監督[写真=佐藤真一]
2024年ペナントレースの焦点の一つにオリックスが4連覇を果たすかどうかが挙げられる。1950年の2リーグ制以降、3連覇を果たしたのは延べ14チーム。その中で4連覇以上を成し遂げたのは55年から59年の巨人(5連覇)、65年から73年の巨人(9連覇)、75年から78年の阪急(4連覇)、85年から88年の西武(4連覇)、90年から94年の西武(5連覇)の延べ5チームだけである。 この中で、私は西武でコーチとして連覇を経験しているが、やはり重要なのは投手を中心とした守りになる。黄金時代の西武は打線も好打者ぞろいで隙がなかったが、何よりも投手力が抜群だった。5連覇時代のチーム防御率を振り返ってみると以下になる。 90年 3.48(リーグ1位) 91年 3.22(リーグ1位) 92年 3.52(リーグ1位) 93年 2.96(リーグ1位) 94年 3.81(リーグ1位) すべてのシーズンでパのトップに立っている。例えば93年は・・・
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週刊ベースボール