【日本ダービー○○なら史上初】いよいよ親仔三代制覇が誕生か 今年は8頭に権利あり!
東京競馬場で5月26日(日)に行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。目前に迫る競馬の祭典で、今年生まれる可能性がある“史上初”の記録とは。本稿ではいよいよ誕生しそうな“親仔三代制覇”について深堀りする。 【写真】ジャスティンミラノこれまでの軌跡 「ダービー馬はダービー馬から」とは、日本ダービーにまつわる格言のひとつ。第2回覇者カブトヤマと第14回覇者マツミドリによって達成された親仔制覇は、以降もシンボリルドルフとトウカイテイオー、タニノギムレットとウオッカなど計15組。かつては珍しい記録だったが、ディープ系・キンカメ系の繁栄もあり、15年~21年まで7年連続で生まれるなど、近年は達成例が急増している。しかしながら、親仔三代制覇はこれまで例がない。 今年は8頭の産駒が快挙に挑む。最も可能性が高そうなのは、祖父ディープインパクト→父キズナのライン。無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノをはじめ、無傷3連勝でスプリングSを制したシックスペンス、京都新聞杯で初タイトルを手にしたジューンテイクなど5頭の強力布陣で挑む。 次にキングカメハメハ→ドゥラメンテのラインで、こちらは2頭が出走する。注目は青葉賞を制したシュガークン。GI・7勝馬キタサンブラックの半弟にあたる良血馬で、歴代最多ダービー6勝の武豊騎手が手綱を執る。兄はダービー14着と崩れたが、弟が雪辱を果たせるか。 最後にキングカメハメハ→レイデオロで、サンライズアースが該当する。前走の皐月賞は12着だったが、4コーナーでの不利もひびいた。広いコースで巻き返しを期待したい。 出走馬18頭のうち、半数近い8頭に“史上初”がかかる一戦。某ゲームでは親子三代のダービー制覇にまつわる架空馬がいたが、これまで長らく現実には誕生していなかった。今年いよいよ誕生するのか。 【日本ダービー親仔制覇の一覧】 ・33年カブトヤマ→47年マツミドリ ・42年ミナミホマレ→54年ゴールデンウエーブ ・42年ミナミホマレ→58年ダイゴホマレ ・84年シンボリルドルフ→91年トウカイテイオー ・02年タニノギムレット→07年ウオッカ ・03年ネオユニヴァース→09年ロジユニヴァース ・05年ディープインパクト→12年ディープブリランテ ・05年ディープインパクト→13年キズナ ・04年キングカメハメハ→15年ドゥラメンテ ・05年ディープインパクト→16年マカヒキ ・04年キングカメハメハ→17年レイデオロ ・05年ディープインパクト→18年ワグネリアン ・05年ディープインパクト→19年ロジャーバローズ ・05年ディープインパクト→20年コントレイル ・05年ディープインパクト→21年シャフリヤール