堀池空希、プロ3戦目で初の判定勝ち 高校2冠の伊藤千飛はプロ2戦目で両拳を痛めるも8回TKO勝ち
プロボクシングの「WHO‘S NEXT DYNAMIC GLOVE on U－NEXT＆G.O.A.T.MATCH vol.4」が21日、東京・後楽園ホールで行われた。メインイベントのスーパーライト級8回戦は、東洋大出身で2023年全日本選手権ライトミドル級準優勝の堀池空希（ひろき、22）＝横浜光＝が、ワン・ラクセン（25）＝中国＝に3－0の8回判定勝ち。プロ3戦3勝（2KO）とした。 1回に右ストレートでワン・ラクセンをよろけさせ、6回に右ボディーでスリップ気味のダウンを奪う。左フックや右ボディーで攻めたが、手数で上回るワン・ラクセンに判定まで持ち込まれた。ジャッジは77－74、78－73、78－73で堀池の勝利とした。 4月のプロデビュー戦、6月の2戦目はともに左ボディーで1回KO勝ち。3戦連続のKO勝利は逃した。「KOする気満々だったけど、ギリギリの判定になって申し訳ない。でも、勝ったというのはほっとしている。いい経験のしないといけない。スーパーライト級で上に上がっていこうと思います」などと語った。 セミファイナルのバンタム級8回戦は、大阪・興国高出身で高校2冠の伊藤千飛（せんと、19）＝真正＝が、ラン・コウコウ（28）＝中国＝に8回1分16秒TKO勝ち。プロ2戦2勝（2KO）とした。1回に強打で猛攻をかけた際に右拳を痛め、4回には左拳にも痛みが出た。それでも8回にラッシュをかけると、レフェリーが試合を止めた。「井上尚弥選手に憧れているので、もっと強くなります」とさらなる成長を約束した。 興行は動画配信サービスのU－NEXTで午後5時30分から生配信された。プロ戦績はワン・ラクセンが10戦8勝（5KO）2敗、ラン・コウコウが13戦3勝8敗2分けとなった。（尾﨑陽介）
