非常用電源に切り替わる「災害対応自販機」をホームセンターの店舗に設置【高知】
高知さんさんテレビ
高知県内でホームセンターを展開する「フタガミ」が災害時に対応する特殊な自動販売機を各店舗に設置しました。 ホームセンター「ブリコ桟橋店」に7月に設置されたのは災害対応自動販売機2台です。 普段はジュースやお茶などが買えるこの自販機は地震などで停電になった場合、自動で非常用電源に切り替わり、社員や一般客に飲み物を提供できる仕組みです。 店の外に設置された災害対応自販機は鍵をさすことで非常用電源に切り替わり、およそ500本の飲料が提供可能だということです。 一方こちらは従業員の休憩スペースに設置された手動で操作するタイプの災害対応自販機です。実際に体験してみました。 鍛治屋アナウンサー: 「回してみます。結構重たいですね。今どれぐらいですか」 社員:「まだです」 鍛治屋アナウンサー:「ランプつきました」 ランプがついて数秒待ち、ボタンを押すと飲み物が出てきます。 ホームセンター「ブリコ」などを展開する「フタガミ」グループは今年6月から8月にかけて県内24の店舗にあわせて36台の災害対応自販機を設置しました。 設置するきっかけとなったのが去年から今年にかけて行われた「フタガミ」の防災スタッフによる阪神淡路大震災や東日本大震災などの被災地の視察です。 フタガミ防災アドバイザー・楠瀬淳司さん: 「水、食料も大事ですけど、生き残るために何をしたらいいのか。揺れ対策をするとか、避難対策をするとか、そういうことを考えてもらうきっかけ作りとして水を切り口にしました」 フタガミは「日常の備えの重要性」を念頭にこれからも防災に力を入れたいとしています。
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