万博会場メタンガス爆発事故現場を報道陣に公開 約6メートル破損箇所も 協会は「現場の安全性」強調
(中谷キャスター) 改めて経緯を整理します。 今年3月に、グリーンワールドでメタンガスのトイレ内の爆発事故がありました。それを受けて調査をしたところ、他にもパビリオンが建つエリアでも、5か所で、低濃度のメタンガスが検知されました。 2日報道陣に公開されたのが、こちらの場所です。 メタンガスの検知を受けて、会期中の安全対策としては主に、「継続的にガス濃度を測定する」「測定値を毎日公表する」「換気設備を設置する」「ガス検知機を設置する」「配管の隙間などを埋める」といった対策が挙げられているんですが、まだ対策は進められていないということです。 きょうも検知はゼロだったということですが、爆発事故が起きたのが3月で、いまは7月。4か月経ってようやく報道時に公開されました。 (高岡解説委員) こういう工事現場がないわけではなくて、国土交通省もちゃんと施工のガイドラインとかがあります。結局は、ガス抜きのパイプを埋めるか、濃度を超えたら逃げるしかない、とちゃんと書いてあります。出ることが分かっていたのなら、もちろん何本かはガス抜きが入ってたそうですが、それが十分でなかったから爆発事故を起こしたんです。 私は、万博をどうせ開催するのなら盛り上げた方がいいんじゃないか、テレビを見ている方も思っていると思いますが、きょうのメディアへの公開は第一歩であって、好意的とか批判的ではなくて、ちゃんとした事実を毎日言ってくれることが大事です。外国からたくさんの方が来られます。イベントに性善説はありません。火を使わないように言ってあるからといっても、日本語を読めない人、英語を読めない人、たくさん来ます。そういう人がタバコ吸うことは、想定外ではすまされません。