外務省 レバノンとの国境地帯に「退避勧告」
外務省は、イスラエル北部のレバノンとの国境地帯の危険情報を最も高いレベル4「退避勧告」に引き上げました。 【図解】バイデン大統領、“異例”イスラエル訪問の狙いは……衝突直後になぜ? 「人道支援の確保」交換条件か 避けたい「最悪のシナリオ」とは 外務省によりますと、イスラエル北部のレバノンとの国境地帯では今月7日以降、レバノン南部に展開する武装勢力からのミサイル発射が継続しているほか、国境フェンスを爆破し、イスラエル領内に侵入する事案も発生しています。 また、近接するシリアとの国境でも、迫撃砲の着弾が確認されていて、不測の事態に巻き込まれる恐れが非常に高まっているということです。 外務省は、「どのような目的であれ渡航は止めてください。すでに滞在中の方は安全を確保した上で直ちに退避してください」と呼びかけています。 さらに外務省は、ヨルダン川西岸地区(ジェリコ、ベツレヘム、ラマッラとこれら三都市とエルサレムを結ぶ幹線道路、ヨルダン川西岸地区内の国道1号線と国道0号線を除く。)の危険情報をレベル3「渡航中止勧告」に引き上げました。 外務省は、「この地域への渡航はどのような目的であれ、止めてください。この地域に滞在中の方は商用便の利用が可能であるうちに出国を検討してください」としています。