ゲームアカウントを売買する仲介サイトを悪用し、不正に利益を得たとして電子計算機使用詐欺の罪などに問われた当時高校生の男ら2人の初公判が開かれ、いずれも起訴内容を認めました。 起訴状などによりますと、犯行当時高校生の男ら2人はオンラインゲームのアカウントを売買するサイト上で当時佐賀市に住む20代男性などのアカウントを乗っ取り架空の取り引きをして約8万円の不正な利益を得たとして、電子計算機使用詐欺などの罪に問われています。 8日、佐賀地方裁判所で行われた初公判で、2人はいずれも「間違いありません」と起訴内容を認めました。 検察の冒頭陳述などによりますと、2人のうち当時兵庫県姫路市の男はオンラインカジノの資金を得るためおととしの12月頃からゲームアカウントを売買する仲介サイトで不正に利益を得ていたことが明らかになりました。 また、北九州市の男がアカウントの残高を換金するサービスを仲間と運用していたということです。 悪用していたアカウントからは1億円以上の出金履歴が見つかっていて、検察側は10月中に余罪での追加の起訴を予定しているということです。