畳36枚分の巨大な天井絵を公開 金 プラチナも塗料に龍描く 福井県立美術館
FBC福井放送
畳36畳分にもなる巨大な天井絵の展示が21日県立美術館で始まり、東京の古寺に奉納する前に間近で鑑賞することができます。 阿吽の2匹の龍が複雑に絡み合いながら空から降りてくる様子を描いた天井絵「叡嶽双龍」。 大きさは縦6メートル幅12メートルで、畳36畳分に相当します。 来年創建400年を迎える、東京上野の東叡山寛永寺にある根本中堂の天井に奉納するため、県立美術館の特別館長で東京藝術大学名誉教授の手塚雄二さんが3年がかりで制作しました。 寺の天井板を外して描いたもので、金箔のほか、金やプラチナを混ぜた塗料を使いました。 県立美術館特別館長 手塚雄二さん 「来年になったら寺の天井に納まるので、こんなに至近距離で見ることはできなくなる。ぜひ福井の人に近くで見てもらいたい。」 描かれている龍の目は「仮の目」になっていて、来年10月に寛永寺で営まれる落慶法要を経て目が入れられるということです。 作品は来月7日まで県立美術館で公開されています。