竹内涼真「龍が如く」は酷評の嵐…実写化ドラマ“改悪”続出で、いよいよNetflix一強時代へ
実写化作品による“原作クラッシャー”が、後を絶たず、深刻な実写化作品離れが加速している。 【写真】齋藤飛鳥「推しの子」実写化発表時も《コスプレ感すごい》と酷評…出演陣ビジュアルの難しさ 10月25日に配信を開始したAmazon Originalドラマ『龍が如く ~Beyound the Game~』は、大人気ゲームシリーズ『龍が如く』の実写化作品で、伝説の極道・桐生一馬を竹内涼真(31)が演じている。 竹内はハードな肉体改造を行う役作りをして挑んだが、prime videoにおける8日現在のレビューは星1.6で、星一つが77%を占めるほどの低評価、酷評の嵐となっている。 実写化ドラマに厳しい目が向けられているのは、民放ドラマも同じで、今期ドラマの中では、『嘘解きレトリック』(フジテレビ系)、『無能の鷹』(テレビ朝日系)、『放課後カルテ』(日本テレビ系)などが、実写ドラマ化作品だが、その中でも特に酷評されているのが『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』(日本テレビ系)だ。 『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』はアメリカの名作小説『若草物語』を原案としているものの、第1話では四女の町田芽が、彼氏に浮気された腹いせにイケメン同級生と関係を持つなど、原作の世界観とは一線を画す内容になっている。 ■ネトフリは『幽☆遊☆白書』も『シティーハンター』も大好評 「セクシー田中さん」実写化の際の原作ストーリーやキャラの改悪によるトラブルで、今年1月に原作者の芦原妃名子氏が亡くなってから、原作・原案とは名ばかりの実写化作品に対し、視聴者がより一層激しい嫌悪感を示す流れが顕著になりつつある。そんな中、評価の高い実写化作品を生み出しているのがNetflixだ。 「冨樫義博氏による大ヒットマンガで、Netflixで実写化された『幽☆遊☆白書』は、前評判こそ《コスプレみたい》とイマイチでしたが、いざ配信がスタートすれば週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で初登場1位、英語を含めた全言語シリーズでは全世界2位を獲得する好調ぶりでした。鈴木亮平さんが主演を務めた『シティーハンター』実写化の再現度の高さが話題となりましたが、実写化のクオリティを上げてしまったことで、Netflix以外の実写化作品の粗がより目立ち始めた印象です」(映像配信会社関係者) Netflixだと潤沢な予算だけでなく、クオリティを最優先した撮影期間や、事務所などに忖度しないキャスティングなどの制限が少ないことも、原作ファンを納得させる実写化作品を生み出す要因となっていることが考えられる。 「予算がないことよりも、原作ファンにとっても最も許せないのは、キャラの根幹を揺るがす改変が加えられることでしょう。アマプラの『龍が如く』も主人公・桐生のキャラが原作とはかけ離れたものになっているという理由による低評価が多く、現在放送中のMBS系『その着せ替え人形は恋をする』では、ヒロインが人形職人を目指す主人公にコスプレ衣装を作ってもらうため、水着姿になり、採寸してもらうという互いの夢への情熱を感じさせる重要なシーンが、ドラマではかなり露出の抑えられた衣装に変更されていました。どちらに対しても《キャストありきで変に改悪するくらいなら実写化するな》と憤りを見せる原作ファンが続出していました」(同) 《ネトフリ以外の実写化は信用してない》という視聴者の声も聞こえてきている。安易な実写化は、今後ますます敬遠されそうだ。 ◇ ◇ ◇ 「原作は読まない」と言い切るのは、俳優の伊藤健太郎。これから、原作頼みなのに、原作軽視という映像界の流れてはますます進んでいくのか。【あわせて読む】伊藤健太郎の実写化作品で「原作読まない」発言が物議…“移籍後”のオファーにも影響か?…も一緒にご覧ください。