88万円横領の罪 大町市教育委員会の元課長初公判「起訴内容認める」 検察側は余罪についても追起訴を予定
大町市教育委員会で教育活動の支援に充てられる資金から88万円を横領した罪に問われている元課長の男の初公判が20日、開かれ男は起訴内容を認めました。 業務上横領の罪に問われているのは大町市教育委員会で学校教育課長を務めていた住所不定の無職の男(59)です。起訴状などによりますと教育委員会の任意組織「鳥羽奨学会」の事務局長を兼務していた2018年12月から2020年2月にかけて3回にわたり団体の預金合わせて88万円を不正に引き出したとされています。 20日の初公判で男は起訴内容を認めました。 検察側は被告が借金の返済に迫られ引き出した金を借金の返済に充てたと指摘。 弁護側は公訴事実に争いは無いとしています。 大町市によりますと不正に引き出した金はおよそ850万円に上り、検察側は12月、余罪について追起訴する予定です。