岩手県花巻市の金融機関で強盗事件への対応を学ぶ訓練が行われました。 　これは花巻地区金融機関防犯連絡協議会が毎年、この時期に行っているものです。13日は、拳銃とナイフを所持した警察官扮する強盗犯人役が北日本銀行花巻支店に押し入り、現金を奪って逃走したという想定で訓練を行いました。 　行員は、現場に残る犯人の遺留物の保存作業や、駆け付けた警察官に犯人の特徴を説明するなど、事前に作成した手順に沿って対応しました。 　12日には北上市にあるコンビニで強盗未遂事件が発生したこともあり、参加者は緊張感をもって取り組んでいました。 花巻警察署 生活安全課 竹内恭子 課長 「まずは人命が第一なので犯人と対峙しても無理をしないことが重要。無理に追いかけたり反抗したり、抑えようとしたりせず、自分の命を守る行動をしてほしい」 　現金を扱う機会が増える年末年始を前に、参加者は強盗事件が発生した場合に備えて対応を真剣に学んでいました。