ライダーのドラレコ装着率は4割!事故件数が多い50歳代は装着率2割弱という低い結果に
バイク業界のよりよい未来を考え、新しい価値を調査し、分析した内容を広く社会に発信することを目的に活動を行う「バイク未来総研」が、バイク用ドライブレコーダーの装着について独自にアンケート調査を行い発表した。 周囲の運転状況を記録し、万一の事故には重要な証拠となるドライブレコーダー。ライダーの9割が「使用した方がよい」と考えているにも関わらず、装着しているライダーは約4割程度。装着していない理由として「価格」や「手間」、また「スペースがない」という回答があった。「転ばぬ先の杖」としてドライブレコーダーの装着を今から検討してみてはいかがだろうか。 ※バイク未来総研調べ 文/Webikeプラス 編集部
ドラレコを装着しているライダーは約4割、事故件数が多い50代以上のライダーはドラレコ装着率が低い!
「あなたは、バイクを運転する際にドライブレコーダー(車体に設置するタイプ)を使用していますか」の設問に対しては「使用している」が約4割、「使用していない」が約6割という結果が出た。 一般的なドラレコに加え、GoProなどの車載アクションカメラも“ドラレコ”に含まれていると思われますが、四輪が50%と考えると、かなり高い数字となった。なお、二輪用品店の株式会社ナップスが2019年10月にバイク用ドラレコの所有率を調査したところ、30.2%という結果が出た。約5年が経過し、所有率が10%程増加したとも考えられる。 また、年齢によって装着率に顕著な傾向が分かった。20歳~29歳は非常に装着率が高いのに対し、年齢が上がるにつれて減少。40歳~49歳では4割弱、50歳以上では約2割程度にまで落ち込んでいた。これは交通事故発生件数を考えると、非常に対照的な結果となった。
────────── 装着しない理由は「価格」がダントツ、価格の上限は「1万円未満」が最多 ────────── Q. あなたがバイク用のドライブレコーダーを使用していない理由を教えてください。 ドラレコを装着しない理由について、最も多かった回答は「価格が高いから」(58.5%)。次点の「装着に手間がかかるから」は29.3%なので、「価格」がネックになっている人が突出して多いことがわかる。 三番目に多いのが「バイクに取り付けられるスペースが無いから」の21.9%。車に比べ、搭載スペースが圧倒的に少ないバイクには悩みの種。車種による違いはありますが、ETC車載器でも同様の問題があった。中にはドラレコを装着したくてもスペースの関係で断念した人がいるかもしれない。