町並み散策やひな人形鑑賞楽しむ 高岡・山町筋でまつり開幕
土蔵造りの町家や商店を舞台にした「第24回山町筋のひなまつり」が16日、国の重要伝統的建造物群保存地区になっている富山県高岡市の山町筋一帯で始まった。訪れた人は風情ある町並みを散策しながら、人形鑑賞を楽しんだ。17日まで。 にぎわいを創出し、町並みの価値や保存・継承への関心を高めようと、土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会(塩崎吉康会長)が毎年開いている。 御馬出町、守山町、木舟町、小馬出町の4町内の約20カ所に、住民らが所蔵品を展示。守山町の若森征雄さん(86)は、昭和に作られた華やかなひな人形5組を所有する建物に並べた。自身が営む質店のショーウインドーには明治、大正の人形を飾った。「一点一点作りが違い、趣があって面白い。見比べてほしい」と話した。 一帯では期間中、関連イベントも開かれている。西繊ビルでは物販やフード販売のマルシェのほか、特別企画として明治~昭和のアンティーク着物や花嫁衣装のコレクション展を開催。各町内でひな人形の写真を撮影した先着100人(各日)に景品を贈るフォトラリーもある。北日本新聞社共催。