「AKB48」岩佐美咲、“レリゴー”演歌バージョンは「より切なく」
前作『鞆の浦慕情』が音楽チャートで初登場1位を獲得し、約41年ぶりの快挙を達成するなど、演歌歌手としても活躍するアイドルグループ「AKB48」の岩佐美咲。4月29日には20歳になって初めてのソロシングル曲『初酒』をリリースし、カップリング曲ではディズニーの人気映画「アナと雪の女王」の主題歌『レット・イット・ゴー~ありのままで~』の演歌バージョンも披露している。
20歳の新曲は「初めてのお酒」がテーマ
岩佐は12年に『無人駅』で「AKB48」初の演歌歌手としてソロデビュー。昨年1月リリースの3rdシングル『鞆の浦慕情』は、演歌歌手としては約4年5ヵ月ぶりにオリコン週間シングルチャートにおいて初登場1位を獲得。演歌・歌謡ソロアーティストによるデビューから3作連続でのトップ10入りは約39年3か月ぶりで、女性演歌歌手としては森昌子以来、約41年ぶりの快挙となった。 「本当に光栄なことだと思っています。『鞆の浦慕情』に関しては、地元の福山の方がすごく応援してくださって。『福山・鞆の浦応援特別大使』をやらせて頂いたり、福山西警察署で一日署長をやらせて頂いたり…。応援してくださるみなさんに感謝しながら、これからも大切に歌っていきたいです」と決意を新たにする。切ない女心をしっとりと歌い上げる同曲は、普段アイドルになじみのない年配層にも好評で、1つ1つの楽曲を長く、大切に歌い続けていく演歌歌手にとって、文字どおり一生ものの作品となることだろう。 名曲との出合いでさらなる飛躍を遂げた岩佐が、成人を迎えて初めて臨む新曲が『初酒』だ。AKB48グループの総合プロデューサーでもある作詞家の秋元康氏が、「初めてのお酒」をテーマに書き下ろした同曲は、『鞆の慕情』をはじめとしたこれまでの岩佐のソロ楽曲とはだいぶイメージが違うという。 「この曲は今までのせつない女心を歌った曲とは違って、明るくさわやかな笑顔で歌える曲調になっていて、20歳になった今の私にピッタリの曲だなと思います。聴いていて元気が出る曲は初めてですし、公開されたミュージックビデオを見てくださったファンの方も『笑顔が良い感じだね』と喜んでくださって。この曲で成長できたらなと思っていますし、聴いてくださったみなさんにも、元気になって頂けたらうれしいです」と笑顔を弾かせる。 成人を迎えてプライベートでも“初酒”に挑戦したそうで、「ビールとか、日本酒の熱燗とか、サワーとか、カクテルとか、いろいろと試してみたんですけど、今はビールかな? でも、日本酒が似合う女性って格好良いと思うので、いつかは日本酒も飲めるようになりたいです」と“大人の女性”への憧れをのぞかせた。