<甲子園交流試合・2020センバツ32校>きょうの見どころ 第3日
(左が一塁側、都道府県名の左は独自大会の成績) ▽第1試合(10時) 智弁学園(奈良)―中京大中京(愛知) 【真夏の熱闘】交流試合の写真特集はこちら 準決勝敗退 優勝 今年は中止したが毎年6月に練習試合を行っており、甲子園では初対戦。中京大中京の最速154キロ右腕・高橋を、昨秋公式戦で計14本塁打を放った強打の智弁学園が打ち崩せるかが鍵だ。 中京大中京の高橋は変化球のキレも良く、打ち崩すのは容易ではない。打線も2番・中嶌、3番・中山を軸に上位は得点力が高い。 智弁学園は昨夏の甲子園で1年生ながら4番を務め、昨秋の打率5割8分6厘、6本塁打、17打点でチーム3冠王の前川が中心。1番・白石ら甲子園メンバー9人が残り、「つなぐ気持ちでやらせたい」と小坂監督。球のキレが持ち味の左腕・西村と、球威のある右腕・小畠の両2年生が序盤からリードを許さないようにしたい。 ▽第2試合(12時40分) 鹿児島城西(鹿児島)―加藤学園(静岡) 準々決勝敗退 1回戦敗退 鹿児島城西は八方、前野の2人の好右腕を擁し、加藤学園には絶対的エースの右腕・肥沼がいる。互いに投手が実力を発揮すれば接戦が見込まれ、プラスアルファの特長を出せるかが勝負の鍵だ。 鹿児島城西の八方は直球に威力があり、スライダーが武器の前野は奪三振率が高い。ともに完投能力も備え、仮に本調子でなくても継投策に切り替えられるのは有利だ。打線も要所でつながりを見せるなど、佐々木監督は「我々の野球をやれればいい」と語る。 加藤学園は肥沼の出来がポイント。昨秋公式戦13試合で39盗塁の機動力も鍵を握る。足を絡めた大胆な攻めで相手投手や守備をかき回し、大黒柱を援護できれば勝利が近づく。