SNS利用の投資詐欺被害相次ぐ 佐賀県内の50~80代の男女4人が計7905万円 佐賀県警
SNS(交流サイト)を使った投資詐欺の被害が佐賀県内で相次いでおり、県警は26日、県内の50~80代の男女4人が計7905万円をだまし取られたと発表した。いずれもSNSを通じて、投資を指導する人物や、そのアシスタントを名乗る者らが投資話を持ちかけて指定口座への送金を促す手口で、県警は「会ったことがない相手からのお金の要求やもうけ話は詐欺と疑って」と注意を呼びかけている。 小城署によると、小城市の70代男性は5400万円をだまし取られた。昨年12月にSNSのメッセージが届き、実在する投資家を名乗る人物らから「高勝率の投資戦略を立てる手伝いをする」と投資話を持ちかけられた。 男性は投資費用として1~2月に指定された12の口座に計5400万円を送金。利益を引き出そうとしたところ「高額な税金を払う必要がある」といわれ、不審に思って同署に2月16日に相談、詐欺と判明した。 そのほか佐賀市の50代女性は1285万円を、佐賀市の50代男性は1120万円を、県内の80代女性は銀取引への投資で100万円をそれぞれだまし取られた。