「敗因は自分」「ピッチに立つ資格がない」痛恨PK献上の板倉滉が謝罪。試合終了後は一人で即ロッカールームへ【現地発】
「局面局面で全然戦えてなかった」
試合終了のホイッスルが鳴ると、日本代表の4番は一人ロッカールームへと引き上げた。 【PHOTO】日本代表のイラン戦出場15選手&監督の採点・寸評。後半は何もできずに敗戦。及第点は2人のみの低評価 2月3日に開催されたアジアカップの準々決勝で、日本代表はイラン代表と対戦。1-2で敗れた。 28分に守田英正のゴールで先制するも、55分に被弾。これで流れを引き渡すと、終了間際に板倉滉がPKを献上し、逆転負けを喫した。 試合後、ヘディングをかぶるミスをしたうえに痛恨のPKを献上した板倉滉は、「本当に申し訳ない気持ちですね。チームメイトもそうですし、日本から応援してくれてる人もたくさんいたと思うので。ほんとに今日の敗因は自分にあると思うし、自分がもっといいパフォーマンスをすれば。非常に申し訳なく思ってます」と謝罪した。 PKを献上したシーンについては、「まず1個前の時点でクリアできればよかったという思いはありますし、映像を見てみないとわからないところもありますけど、後ろから走ってきた相手をちゃんと見えてなかった。そこの視野の狭さを反省しないといけない」と振り返った。 そのPKだけでなく、競り負ける場面が度々あった27歳は、24分に受けたイエローカードの影響を問われると、「もちろん早い段階だったので、そこから自分を難しくしてしまったというのは確実にあると思います。ただそのなかでも、局面局面で全然戦えてなかったし、最後のところも、その前の失点も、全部自分のところからだと思うんで、非常に責任は感じます」と猛省した。 そして、「コンディションの問題はあったか?」という質問にはこう答えている。 「ピッチに入ったら正直、そんなの関係ないと思いますし、中2日というのは相手も同じ条件で戦っている。そのなかでああいうパフォーマンスをしている時点で代表選手としてピッチに立つ資格がないっていうのは、自分自身、強く感じたし、もっと責任感をもって、やりたいなと思います」 コンディションが万全でないなか、中2日は厳しかったのか。まるで別人のように精彩を欠いた。 取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
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