市川團子、祖父猿翁さん作の「ヤマトタケル」で大阪松竹座初登場 カーテンコールで父中車と握手
歌舞伎俳優市川團子(20)が8日、大阪松竹座で初日を迎えたスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」に出演した。 團子の祖父2代目市川猿翁さんの脚本・演出で86年に初演された「スーパー歌舞伎」の初作。猿翁さんの思いを受け継ぎ、初演の演出や構成に立ち返った形となっている。大阪松竹座での上演は16年ぶりとなる。 ヤマトタケル役で主演を務める團子は大阪松竹座初登場。第1幕では小碓命(おうすのみこと=後のヤマトタケル)と大碓命(おおうすのみこと)の双子役を早替わりで演じ、第2幕では、野焼きの場面で赤い旗を振りながらスピード感のある激しい舞いを見せた。 第3幕では旅立つヤマトタケルを宙乗りで表現。拍手に包まれながら幕を閉じた。 カーテンコールでは父の帝役を演じた実父市川中車とガッチリ握手をし、声援を浴びていた。 公演は23日まで同所で、。福岡・博多座で10月8~22日に上演される。