高田春奈チェアマン

　WEリーグは24日、理事会後にオンライン会見を実施。選手登録事務手続き期限を遅延したマイナビ仙台の複数選手を特例で承認した件について、高田春奈チェアが改めて言及した。 　高田チェアは「今回認めたから前例できたルールが変わったではなく、原則として認めない。同じようなミスが起こらないということで今回の事例を共有させていただいている」と説明。そのうえで「報道された段階で詳細の説明はリリースとしても出させていただいている。最終的な登録期限を破られたわけではなく、その前の登録という内部での内容ということになっている。本来であれば内部の話として、だった。今回このような報道が出て、誤解を招くようなことがあってはならないということで詳細を出させていただいている」とした。 　スポニチ本紙で報道されるまで情報が外に出てこなかったことについては「今回は登録ウインドーを超えているわけではないという事案ということにもなり、結果的には承認をして、通常の登録となっていたので、（理事会での）公表議題とはしておりませんでしたし、実際、今も公表議題という認識はない。報道が出たために誤解を招く恐れがあるということで詳細を説明させていただいた」と強調した。 　JFAとWEリーグがマイナビ仙台の複数選手を特例で承認し、試合に出場させていたことが3月24日に判明。WEリーグの第2登録ウインドーは2月16日まで。当該選手は23～24年シーズンの前期は「特別指定」などで出場していた。 　卒業のタイミングで選手登録の変更をしなければならなかったが、クラブ側が放置。申請の締め切りだっ14日正午を超えた後に気付き、その後、WEリーグに掛け合い、16日午後に選手らの登録が正式に通達された。