「3食、食べられないことも…給食を食べられてうれしい」小学校で2週間遅れの始業式 最大震度7を観測した石川・志賀町
能登半島地震で最大震度7を観測した石川県志賀町の志賀小学校、中学校ではおよそ2週間遅れで22日始業式が行われ、子どもたちの元気な声が戻ってきました。 【写真】笑顔で登校する児童 「おはようございます」 朝、志賀小学校の玄関では、子どもたちと先生との いつものあいさつが交わされました。 2週間遅れの始業式では能登半島地震での犠牲者に黙とうを捧げたあと前田倍成校長が「助けてくれた人たちに感謝の気持ちを忘れないでほしい。命を大事にして明るく生活していくことが支えてくれた人への恩返しになります。」と語りかけました。 4年1組担任の先生 「先生もみんなの元気な顔が見られて本当に心からうれしいです」 志賀小学校では3日ほど前に水が通り、水道やトイレが使用できるようになりました。 4年1組の児童は…「家がつぶれている人がいるか心配だったけどみんなと会えてうれしかった」 また給食も再開され、児童たちは温かい給食を味わって食べました。 「いただきます」 避難生活などを送った児童は… 「レトルトカレーなどが多くて。お母さんが料理するときは水がなくて料理ができなかった」 「家では3食食べられないこともあったのでこうやって食べれてうれしい」 「いつも一人で食べていたのでみんなと食べることができてうれしい」 明るく話してくれましたが、大変な生活の一面もうかがわせました。 このほか22日は珠洲市や能登町の小中学校でも授業が再開されたほか、志賀町の富来小学校、中学校は今月25日から再開されます。
北陸放送