オカダ・カズチカが三森すずこと交際宣言 今も昔も美女は強い男が好き?
かつてはあの人も、美人女優と
古い話になるが、昭和のプロレスファンなら新日プロと聞いてまず思い浮かぶのがアントニオ猪木だろう。猪木は1972年1月に新日プロを設立したが、その前年、まだ日本プロレスに所属していた時代に、女優の倍賞美津子と結婚した話は有名だ(87年に離婚)。思えば猪木も、昭和のプロレスラーとしてはスマートでハンサムなイメージだったから、やはり美男美女カップルという感じだった。 ちなみに猪木自身は、すでに新日から離れている。2005年には猪木が保有していた新日の株式51.5%をユークスが取得、ユークスの子会社になった(その後、ユークスは全株式を取得)。そして2012年、ユークス保有の新日の全株式をカードゲームで知られるブシロードグループパブリッシング(現=ブシロード)に5億円で譲渡。現在の新日はブシロード傘下の企業となり、棚橋弘至、中邑真輔らイケメン選手が続々台頭、試合内容も洗練されて、都市部から女性ファンが急増、いまやどの会場でも多数の若い女性の姿を見かけるようになった。新しいセンスによる巧みなマーケティング戦略が功を奏し、時代に合った変貌を遂げたといっていいのではないか。現在の新日の興行は選手入場シーンから、さながらライブ会場のようなノリノリの盛り上がりを見せる。技の名前を知らなくても、とくにプロレスの知識がなくても、わかりやすく楽しめ、入っていきやすいのだ。 そしてオカダは、名実共に新時代のプロレス界が生んだトップレスラーの一人であることに間違いない。美男美女カップルの行方を見守りたい。 (文・写真:志和浩司)