ヤンキーからアイドル、経営者へ…志築杏里「1,500万円借金したときは1週間震えてました」
元アイドルであり、BreakingDownファイター、TikToker、歯科衛生士、パチスロライターなどマルチに活躍する“ヤンキー姉”志築杏里(36)の素顔に密着する。記事前編ではストリートからアイドルへ成り上がった過程を激白してくれたが、ここから物語はさらなる波乱含みの展開に突入。インフルエンサーとして全国区になる一方で、一世一代の大勝負に打って出る……!(前中後の中編) 【別カット】志築杏里、撮りおろしカット ──天職と思われていたアイドルですが、なぜ解雇になったんですか? 志築杏里(以下、杏里) それは単純に弟のせいですよ! 悪いのは完全にエイリアンニキ(志築功胤)! ──今でも一緒に仲良く動画を撮ったりしているじゃないですか。 杏里 「仲良く」なんて、とんでもない! 最初は弟が私を隠し撮りして、それを黙ってネットに上げていたんです。その内容がひどかった! 「アイドルやるの、正直、だるいやろ?」って聞かれたり、タバコ吸っている姿をアップされたり……。それがTikTokでバズっていたんですけど、私は拡散されていたことも知らなかったんですよ。大騒ぎになっていることを運営が知り、私が呼び出され、それでクビ(笑)。ホンマ、大概にしてほしいですわ~。 ──たしかにそれでアイドル人生は終わりましたが、インフルエンサーとして全国区となるきっかけになったのでは? 杏里 そうかもしれないけど、あまり弟のおかげだとは認めたくないですね(笑)。あいつ、マジでアホなんですよ。ずっと借金を抱えているから、今まで何度も実家を燃やされそうになっていますし。弟が頭をカチ割られて「助けてくれ」って言うから、私が駆けつけたことも何回かあります。縁を切るって話も5回くらい出ているくらいで。 ──BreakingDownに出場したのは、どういう経緯で? 杏里 あれは弟が勝手に応募したんですよ。もともと自分がBreakingDownに出たがっていたんだけど、弟自身はカメラで撮っている立場なので、そこまで知名度がない。実際に映っているのは私でしたから。なので姉と弟のセットで出させてほしいということで、運営サイドにアピールしたらしいんです。でも結局、「BreakingDown6」のオーディションは日程的に私の都合がつかなくて、闘ったのは弟だけ。私は「BreakingDown7」に出場することになったんですけどね。 ──殴り合うことに抵抗はなかった? 杏里 アイドル時代にプロレスもやっていたんです。私みたいなキャラは普通に活動していても埋没するだけだから、車のレースに出たり、バイクのレーサーをやったり、アイドルっぽくないことに取り組んでいたんですね。それに元をたどっていけば、街で散々ケンカしていたわけですから。ただ、やっぱり格闘技は練習しないとダメですね。勢いだけじゃ勝てないなって。だから最近は格闘技のオファーがあっても断るようにしているんですよ。