広島県江田島市長選 現職の明岳氏不出馬へ 健康上の理由 2期目
任期満了に伴う広島県江田島市長選(11月10日告示、17日投開票)について、現在2期目の明岳周作市長(69)が立候補しない意向を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。健康上の理由とみられる。5日の市議会定例会の一般質問で正式に表明する見込み。 明岳市長は3選を目指すとみられていたが、5月に体の免疫機能が低下する血液の病気であることが判明した。市長選について「病気の回復具合を見ながら態度を決めたい」としていた。 複数の関係者によると、「検査結果を踏まえ、立候補は難しい」と引退の意向を伝えたという。中国新聞の取材に対し、明岳市長は「一般質問でしっかりと説明する」と述べた。 明岳市長は、呉市副市長などを経て、2016年の江田島市長選で初当選。20年に無投票で再選した。 同市長選では、現時点で立候補を表明した人はいない。元海上自衛官の自営業男性(65)が「立候補を検討中」としている。
中国新聞社