旬の果物を頬張って幸せ気分に…食材にも味にも見た目にもこだわる郡山市のケーキ屋「ポンデフリュイ」
美しく輝く和栗、その下はモンブランクリームでドレスアップ!和栗は柔らかいのにホクホク感がある仕上がりに。中にはカシスクリームも入っていて、全体をきゅっと引き締めている。 今が旬のホクホク!守り続けた「いいたて雪っ娘かぼちゃ」夫婦の夢が詰まった農家民宿で味わう至福の時を…
ラム酒が効いている「和栗のモンブラン」は、和栗本来の旨みを存分に堪能できる一品だ。
店内には、焼き菓子のほか、ケーキなどの生菓子がたくさん!「シャインマスカットのショートケーキ」や秋の味覚「いちじくのタルト」など、季節の色が表現されたスイーツがキラキラと輝いている。見てるだけでも幸せな気持ちになれる光景…!
ここは、郡山市のコスモス通り沿いにある「お菓子工房 ポンデフリュイ」。11月7日にオープン1周年を迎えた。
注目したいのは、ショーケースの中に並んでいるのがケーキだけではないこと。置かれているのは、生の果物!「農家とお客さんの架け橋となるケーキを作りたい」という思いから始めたこだわりだ。フランス語の店名の「ポン」には「橋」、「フリュイ」には「果物」という意味がある。
その果物をたっぷり使った、丸いドーム型の「ズコット」は、一際目を引く自信作だ。
オレンジやキウイ、ブドウなどの果物が並ぶなか、今の季節のおすすめは二本松産の「羽山リンゴ」。寒暖差が大きい羽山地区で育った、樹上完熟が特徴のリンゴだ。
この「羽山リンゴ」を使ったスイーツが「紅玉りんごの焼きタルト」。スライスしたたくさんのリンゴの上には、甘酸っぱいあんずジャムが。生のリンゴを彷彿とさせるようなシャキシャキ感に、パイのサクサク感がよく合う。 リンゴは、形が悪かったりキズがついたりしたものを、店主の荻野 智巨さんが直接現地まで買いに行き、ケーキに活かしている。農家さんにとっては、フードロス減少に。お客さんにとっては、おいしいお菓子がいただける絶好の機会になっている。
さらに、ケーキ屋なのにいただけちゃう大人気スイーツ、クレープも! 普通のクレープより生地の粉を少なめにして、パリパリに焼き上げているのが特徴だ。季節ごとに異なる味が楽しめるようになっていて、11月から始まった秋の味覚は「洋梨モンブラン」!カシスソースやエスプーマのクリームと一緒に、ホクホク感のある栗や洋梨を味わえる。