国民民主・玉木代表の不倫問題 「評価の軸はそこではない」これまでの醜聞と違うネット上の展開「もうウンザリ」からの叱咤激励
今回も、政治スキャンダルがメインになろうとしていたところ、「もうウンザリだ」「いいから政策を議論しろ」という人々が国民民主党を支持し、玉木氏の一件でも叱咤(しった)激励したのではないでしょうか。
となれば、これはトップの謝罪術より、普段の政策議論の方向性こそが評価されたということになりそうです。
感情を揺さぶるセンセーショナルなスキャンダル政局ではなく、地味ながら実生活に影響する政策議論を中心に政治が展開していくとすれば、報道のあり方も変わっていかなくてはいけません。今後も前向きに、悩みながら番組をつくっていくことになりそうです。
■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!Cozy up!」(月~金曜朝6―8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。