ホンダ『タクト』など5万台リコール…走行中に後輪がロックするおそれ
ホンダベトナムは、同社が製造した原動機付自転車ホンダ『タクト』について、クランクケースからミッションオイルが漏れるおそれがあるとして、10月31日に国土交通省にリコールを届け出た。 【画像全4枚】
対象は2013年12月から2015年9月にかけて製造されたホンダ・タクト」と『Dunk』の計5万1493台。クランクケース及びミッションケースの製造工程が不適切だったため合わせ面の密着性が不足し、ミッションオイルが漏れるおそれがある。そのまま走行を続けると、潤滑不良が発生し異音が発生。最悪の場合ベアリングが破損し、走行中に後輪がロックするおそれがあるという。
全車のミッションオイル量を測定し、規定量に満たない場合はミッションケースを良品へ交換するとともに、ベアリング等を新品へ交換する。また、ミッションオイルが規定量以上の場合でもミッションケースの合わせ面を清掃し、新品ガスケットを使用して組付ける。
この事象に係る不具合が2件報告されており、事故は報告されていない。
レスポンス 園田陽大