イラン人初のJリーガーが約2カ月ぶりのゴール 福岡のザヘディ
◇〇アビスパ福岡2―1横浜F・マリノス●(26日・ベスト電器スタジアム) 5試合ぶりの先発で、決定力の高さを見せつけた。イラン人として初めてJリーグでプレーしている福岡のFWシャハブ・ザヘディ。リーグ戦では実に5月3日のガ大阪戦以来、9試合ぶりのゴールとなった。 【写真特集】26日の試合 福岡-横浜マ 防戦一方だった序盤の展開で、自らのシュートで得たCKのチャンスを逃さなかった。前半20分、右CKから紺野和也が左足で蹴り込んだボールに反応。身長187センチの高さを生かしてヘディングでゴールネットを揺らし、今季7ゴール目を決めた。先制点に「ホームで自分たちの強さを見せられた」と喜んだ。 得点力不足のためリーグ戦途中となる3月7日に加入。チームトップのゴール数を誇るが、5月18日のセ大阪戦に続いて、22日にあったYBCルヴァン・カップの柏戦でも1試合2度の警告を受けて、リーグ戦2試合連続の出場停止に。復帰を果たした6月16日からの2試合は、途中出場が続いていた。 ゴール前での嗅覚に優れた28歳のストライカーのゴールに長谷部茂利監督は「取るべき人が取った」とたたえる。順位こそ8位と変わらなかったが、これで5試合連続負けなし。今季の目標を過去最高の6位以上に定めている福岡にとって、幸先のいい後半戦スタートとなった。【藤田健志】