辺野古のサンゴ 農水大臣の「指示」受け県が移植を許可 23日が期限
普天間基地の辺野古移設工事に伴うサンゴの移植について、農林水産大臣による「指示」の期限となっていた23日、県は沖縄防衛局によるサンゴ移植のための申請を許可しました。 【写真を見る】辺野古のサンゴ 農水大臣の「指示」受け県が移植を許可 23日が期限 普天間基地の辺野古移設をめぐり、沖縄防衛局は2022年、大浦湾側のサンゴを移植するための許可を県に申請しましたが県はこれを認めず、許可するよう求める国と最高裁まで争い、4月、県の敗訴が確定しました。県の敗訴を受け農林水産大臣は5月23日までに申請を許可するよう「指示」を出していて、県は大浦湾側の埋め立て工事の設計変更申請をめぐる国との代執行訴訟でも敗訴したことなども踏まえ、沖縄防衛局の申請を許可しました。 県の許可を受け沖縄防衛局は今後、移植作業に着手するとみられます。 玉城知事はコメントを発表し「関係法令等に基づいて許可せざるを得ないと判断した」としたうえで、「辺野古新基地建設に反対する立場はいささかも変わるものではありません」として、引き続き対話による解決を求めていくとしています。
琉球放送