トッテナム戦でのプレイは復調を感じさせた? ユナイテッドOBのファーディナンドはエースに “シンプルなプレイ”を要求
さらなる得点量産を期待
マンチェスター・ユナイテッドに所属するFWマーカス・ラッシュフォードはプレミアリーグ第21節のトッテナム戦で今季4ゴール目となるゴールを決めた。 [動画]今季4ゴール目をマークしたトッテナム戦でのラッシュフォード 昨シーズンは、公式戦56試合で30ゴール11アシストという圧巻の成績を残した同選手であったが、今シーズンは公式戦26試合で4ゴール6アシストと苦戦している。前半戦は批判の対象の1人となったラッシュフィードだが、ユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンドはこの試合のエースのプレイを称賛しており、よりシンプルにプレイすることが今後の復調に繋がってくると話している。 「昨日(トッテナム戦)はマーカスらしかった。彼の相手DFの背後へのランニングはどのDFも嫌がることだ。毎試合前に彼の耳元で『裏に走れ、裏に走れ』と言う人がいるかどうか知りたい。DFにとって90分間それを続けるのは難しい」 「ゴールを決めていないこの期間中、彼はドリブルをしすぎて少しゲームを複雑にしていた。人に証明しようとしていたり、自分のフォームを取り戻そうとしたりするとき、それは理解できるが、ただ彼にとってはうまくいかなかった」 「昨日彼が自分のプレイをシンプルにした瞬間、彼は再びマーカスのように見えた。基本的には背後を走り、常にDFの後ろで脅威となり、彼のゴールはワンツーから生まれる。背後に走り込むワンツーはDF、特にSBにとっては悪夢だ」(『METRO』より) ファーディナンドはディフェンスラインの裏でボールを受ける動きを見せていたラッシュフォードを称賛し、ドリブルに固執しすぎず、シンプルな背後へのランニングやワンツーからこそ、同選手の怖さが発揮されるという。 またラスムス・ホイルンドとの連携の精度を高め、ホイルンドとのワンツーは今後のユナイテッドの攻撃パターンの1つになると語っている。 ホイルンドは相手DFを背負うこともできるので、ホイルンドに楔のパスを当て、ラッシュフォードが裏に抜け出すという攻撃パターンは相手DFにとっても脅威となるだろう。 リーグ戦では現在2戦連発中のラッシュフォード。現在7位に沈んでいるユナイテッドが後半戦順位を上げていくためにはエースの復活は欠かせない。
構成/ザ・ワールド編集部