「エレファント スツール」背伸びせず手に入れられる昭和の名作【石井佳苗さんのインテリア名品】
石井さん宅では浴室で使用。「わが家は来客も使う洗面スペースから浴室が見えるので、デザインも重視する必要が。座面に水はけの穴がないから若干お湯がたまるものの、くぼみがあることで安定して座れ、実用面でも文句なしです」(石井佳苗さん)
丈夫で軽いポリプロピレン製で、屋外に置けるのも人気の理由。「スタッキングできるので、いくつかそろえてガーデンチェアとして使っても。時にはサイドテーブルとして使うこともできるし、本当に使い勝手のいいアイテムです」(石井佳苗さん)
Designer:Sori Yanagi Japan, 1954
▶実用性と美しさを見事に両立させたシンプルながら、類なきデザイン その名は、たたずまいがまるで象のようであることから。世界初の完全一体型成形のプラスチックスツールとしても知られる。誕生当初はコトブキ社によって制作され、後に廃番。2004年に、ヴィトラにより復刻。クリーム色は石井さんの私物。(各)¥17600/ヴィトラ
Staff Credit 撮影/宮濱祐美子 取材・原文/福山雅美 こちらは2024年LEE5月号(4/6発売)「スタイリスト石井佳苗さんの「インテリア名品」」に掲載の記事です。