町の地域活性化に♪新資源は誰もが知る“アレ”だった!?~ふるさとWish糸田町~
地域に眠る“謎”を調査する『謎解き!ドローカルミステリー』。今回の舞台は自然豊かな福岡県糸田町。かつては石炭が採掘されていた町で、日本の近代化の立役者でもあります。そんな町で発見された新たな“資源”とは、一体何なのか探ります! 調査に向かったのはリポーターのボビー。町で聞き込みを行ったところ、糸田町役場で有力な情報が…。なんと、「道の駅いとだ」の隣にある工房で『あぶら的なもの』が作られているというではありませんか!石炭に変わる“資源”とは、まさか「石油」!?だとすれば、エネルギー革命の予感も…!早速、工房へ向かうと、そこにいたのは糸田町地域おこし協力隊の松木響子さんと町民の皆さん。とても石油を採掘しているメンバーには見えませんが…。松木さんは「良かったら匂いを嗅いでみてください」とボビーに小瓶を手渡します。蓋を開けて、恐る恐る匂いを嗅いでみると、爽やかな柑橘の香りが広がります。新資源の正体はミカンの“アロマオイル”だったのです♪
このアロマオイルがなぜ糸田町の新資源といえるのか。詳しく調査すべく、松木さんと向かったのは、庭先にミカンの木がある町内の民家。実は、アロマオイルの原料は糸田町の民家で育つミカンだったのです!庭先で育つミカンの木。糸田町では多くの民家で見られる光景です。そのミカンが自宅で食べきれる量を上回り、余ってしまうこともあるんだそう。中にはそのまま朽ちていくミカンもあってもったいない!そこに目を付けた松木さんは余ったミカンを譲り受け、糸田町産ミカン100パーセントのアロマオイルを誕生させました!
この日は保存していた“糸田町産”の「キンカン」と「伊予柑」を使って、アロマオイル作りに挑戦!アロマオイルの抽出は蒸留器を使用します。10リットルの水と1キロの皮を使って、2時間かけて蒸留します。これで抽出できるアロマオイルはわずか大さじ1杯にも満たない量。それでも蒸留器を使うのは、不純物を取り除いた“ピュアオイル”を作ることができるからだそう。保存性も高くなるといいます。その濃厚かつ爽やかな香りにボビーもリフレッシュできた様子です。