「植物の美しさや生命力は変わらない」7つの生け花の流派が合同の作品展 三重・津市
流派の枠を越えて活動している津花道協会の作品展=津市(三重テレビ放送)
いけばなの流派の枠を越えて活動する津花道協会の会員の作品を集めた展示会が、26日と27日の2日間、三重県の津リージョンプラザで開かれました。 室町時代に始まったとされる生け花は、江戸時代に入ると庶民の文化として広がり、多くの流派が生まれたとされています。 津花道協会は各流派が団結し、花道を通じて社会文化の発展に貢献しようと1948年に発足。現在、池坊や草月流小原流など、7つの流派のあわせて91人が活動しています。 今年の展示会には7つの流派から79人が出展し、不等辺三角形の造形を基本にそれぞれの感性で器の中に表現された秋の景観を訪れた人たちはゆっくりと楽しんでいました。 関係者は「ここ数年で生活環境は変わった。植物の美しさや生命力は変わることがないということを見てほしい」と話していました。