2023年 少子化に関する意識調査

ライボの調査機関『Job総研』は、20～30代の社会人男女454人を対象に「2023年 少子化に関する意識調査」を実施し、その結果を公表した。

■子持ち・共働きの希望有無

回答者全体の454人に将来子どもが欲しいと思うかを聞くと、「思う派」が71.8%と過半数を占め、内訳は「とても思う」が28.4%、「思う」が22.0%、「どちらかといえば思う」が21.4%だった。

子持ち・共働きの希望有無

次に、共働きはした方がいいと思うかを聞くと「思う派」が87.9%と過半数を占め、内訳は「とても思う」が37.9%、「思う」が22.7%、「どちらかといえば思う」が27.3%という結果だった。

■共働き時に求める理由と年収

共働きはした方がいいと回答した399人にその理由を聞くと「経済的なリスクが分散できる」が76.4%で最多となり、次いで「世帯収入が増える」が67.4%、「将来的に貯蓄の余裕が出る」が65.7%と上位3つの回答となった。

共働き時に求める理由と年収

また同回答者に、共働きを想定した時のパートナーに求める理想の年収額を聞くと、平均額は646.1万円、中央値が560万円、最頻値が600万円という結果に。

■経済不安

回答者全体の454人に子どもを持つことへの経済的な不安の有無を聞くと「ある派」が87.0%と過半数を占め、内訳は「とてもある」が38.4%、「ある」が27.5%、「どちらかといえばある」が21.1%だった。

経済不安

経済的な不安ありと回答した395人にその理由を聞くと「教育費が十分に確保できない」が52.4%で最多となり、次いで「他の支出や返済で精一杯」が45.8%、「保育料や食費の高騰」が43.8%という結果に。

■自身の年収と子育て費

回答者全体の454人に現在の自身の年収を聞くと平均額は471.0万円、中央値が450万円、最頻値が500万円となった。

自身の年収と子育て費

次に、子ども1人あたり年収がいくら増えれば子育てしやすいかを聞くと、平均額は+391.4万円、中央値が+300万円、最頻値が+200万円という結果だった。

■子育てに必要な理想の年収

回答者全体の454人に子育て1人に対して必要な最低限の年収額を聞くと平均額は855.2万円、中央値が600万円、最頻値が600万円だった。