ビットコイン、年内2万ドル割れ予想も-消費者調査で見通し分かれる
(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)ビットコインの相場見通しを巡り、一般投資家の間で意見が分かれている。ドイツ銀行が3月に実施した消費者調査では、年内に2万ドルを割り込むと約3分の1が回答した。
調査対象となった3600人余りのうち、12月末までにビットコインが7万5000ドルを超えるとの回答はわずか10%。
約40%は今後数年間のビットコイン人気を確信していたが、38%がそうした人気が失われると予想。一方、ビットコインを一時的な流行と捉えている人は1%未満だった。
ビットコインはロンドン時間9日午前7時50分(日本時間午後3時50分)現在、1.4%安の約7万700ドル。3月半ばに7万3798ドルの最高値を記録したビットコインの年初来上昇率は67%と、世界株や金などの伝統的な資産を上回っている。
米国でビットコイン現物の上場投資信託(ETF)が約3カ月前に登場し、ビットコイン需要が高まったが、仮想通貨には本質的な価値がなく、純粋な投機であり、清算が避けられないみる懐疑派もいる。
ビットコインは今月、4年に1度のいわゆる「半減期」を迎える。一部の投資家はこれを相場の追い風と見なしている。
原題:Bitcoin Seen Below $20,000 in Consumer Survey by Deutsche Bank (抜粋)
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Ryan Weeks