捻転差を活かして打つために! 下半身で体重移動する感覚を掴む「足踏み&ステップ」ドリル【年末年始で身に付けるスウィングの基本②】
まとまった休みが取れる年末年始。ふだん出来ていない家族サービスに時間が取られるゴルファーも多いだろう。しかし、毎日練習場に通うことができれば短期間でスウィングの基礎を身に付けられるチャンス!? ということで、インドアゴルフや打ち放題だからこそできる基礎練習をYouTube再生回数約9000万回を誇る人気のハラダゴルフことインストラクターの原田修平に教えてもらった。
軸を動かさずに下半身で体重移動すれば捻転差は自ずとできる
スウィングで欠かせないものに上半身と下半身の捻転差がある。いわゆる下半身リードで振ることで、クラブが適度に遅れて動き、効率よくヘッドスピードを上げることができる。また、手を使わずに振れるのでスウィングの再現性も高まる。しかし、頭ではわかっていても、実際に捻転差ができているアマチュアは少ないと原田修平コーチは言う。
「スウィングにおける捻転差はクラブと下半身、あるいは手と下半身の動きに若干のタイムラグが生じることでなされます。でも、多くのアマチュアはクラブと下半身の動きが揃っている。右や左にクラブが動くと同時に体重移動をして下半身を同じ方向に動かすので捻転差ができないんです」(原田コーチ・以下同) 「手やクラブというよりは体の軸。軸が動かずに下半身で体重移動できれば自ずと捻転差ができるということです」 誰かと握手をしたままスウィングするイメージで動くと、手は動かず下半身だけが動くが、捻転差を作るには、このようなタイムラグが不可欠ということなのだ。
足踏み&ステップドリルで捻転差を使って打つ感覚をつかむ
捻転差を作るポイントは、スウィングの始動時とダウンスウィングということ。さっそく有効な練習法を教えてもらおう。 「クラブと下半身が一緒に動くのを防ぐには、クラブを動かさずに足踏みをしましょう。体の前にクラブを立てて両手で押さえ、かかとだけ上げる足踏みをして、手を動かさず下半身で体重移動する感覚をつかんでください。右足を踏んで始動、左足を踏んでダウンスウィングです。始動時は一旦左に体重移動するといいでしょう。これが下半身から始動するということです」