知事派大敗の県議選が象徴、オール沖縄「終わりの始まり」 中国の脅威、国との対立より県民生活に密着を 強まる自民党の発言力
仲新城氏は「今後は自民党の発言力も強まる。玉城氏もこれまでのような非現実的な主張などは控えていかざるを得なくなるはずだ」とみる。
「オール沖縄」は14年に翁長雄志氏が当選した知事選以来、同県内で大きな政治勢力となった。玉城氏の2度の当選にも大きな役割を果たしたが、2年後の知事選にどのような影響があるのか。
前出の仲新城氏は「今回の結果は、『オール沖縄』の終わりの始まりになるだろう。辺野古問題で法廷闘争を続けようにも訴訟費用などで県議会の承認を得ることは難しくなる。ただし、次期県知事選に向けて現時点では自民党側も有力候補がおらず、自民が優勢に転じたと判断するのは早計だ」との見方を示した。