悪女役に不倫妻役もこなす実力派女優・水崎綾女、週プレで3年ぶりの濃厚撮り下ろし!
――自分は芸能人だって浮かれることもないですか? 水崎 浮かれてみたいです(笑)。仕事だけでなく、日頃から俯瞰しているもうひとりの自分がいて。5歳で震災を経験して視野が広くなったからなのか、器用貧乏を自覚しているからなのか、まったく浮かれないですね。何をやってもそこそこはできるんですけど。 ――家事など私生活のことも? 水崎 すべてをやりすぎて、男をダメにするタイプって言われます(笑)。リアルな恋愛もドラマのクランクインみたいなものだと思っていて。この作品=恋愛の彼氏役と彼女役が決まって、「クランクインしましょう」ってお付き合いが始まる感じというか。 私は仕事をまっとうしたいのでひどい現場でも続けられますけど、彼氏役が急に現場に来なくなることも(笑)。 ――今年は映画やドラマで悪女役を演じることが多く、強烈な印象を残しました。 水崎 1、2年前に悪女で死んでしまう役の撮影が5回ほど続いたんです。18ヵ所も刺される役があったので、マネジャーさんに「目を開けて死ぬのは疲れたので、そろそろ生きたい」とお願いして。 そこから不倫する役が続いて、生きてはいるけど社会的に死んでいるのでは!?と思いました(笑)。人生の勉強にはなりましたけど。 ――3年前の本誌インタビューでも「純愛する役をやってみたい」と言っていましたね。 水崎 15歳くらいから言い続けています! 海外の映画祭にもまた行きたいですね。求めてくれる人がいる限りは、お芝居を続けていきたいと思っています。 スタイリング/菅原 恵 ヘア&メイク/山下景子 ●水崎綾女(みさき・あやめ) 1989年4月26日生まれ 兵庫県出身 身長163㎝ 趣味=麻雀、百人一首など 〇2004年、「第29回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でヤングサンデー賞を受賞して芸能界デビュー。主な出演作はドラマ『相棒 season13』、『最愛』、映画『光』『洗骨』、Netflix『今際の国のアリス』『シティーハンター』など。現在配信中の実写ショートドラマ『課長 島耕作のつぶやき』にレギュラー出演中。公式X【@ayame0426】 公式Instagram【@misakiayame】 取材・文/釣本知子 撮影/中村 昇