「段階的かつ慎重なプロセス」 オスプレイ再開、市街地の上空飛行に防衛相 デニー知事、宜野湾市長は「あり得ない」「早い」
昨年11月に発生した鹿児島県・屋久島沖での墜落事故を受けて停止していたオスプレイの飛行を米海兵隊が再開したことについて、木原稔防衛相は15日朝の記者会見で「運用能力を回復するための段階的かつ慎重なプロセスの一環として、基本的な飛行をした」と説明した。 【写真】きょうも…2日連続で住宅地の上を飛ぶオスプレイ
14日に海兵隊のMV22オスプレイは同飛行場を抱える宜野湾市に加えて那覇市や浦添市などの上空でも飛行が確認されており、日米両政府が示していた「段階的かつ慎重」な対応に当たるのか問われ、答えた。 オスプレイは14日午前から相次いで普天間飛行場を離陸し、延べ13機が飛行した。 14日に県庁で会見を開いた沖縄県の玉城デニー知事は基地外の市街地上空を通過したことに「あり得ない」と批判した。松川正則宜野湾市長も14日、取材に「早い。基地内でホバリングをするなど、準備をしてからと思っていた」と述べていた。 (明 真南斗)
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