<春の頂へ・健大高崎’24センバツ>選手紹介/6 /群馬
◇努力し球速アップ 杉山優哉投手(2年) 昨秋の県大会は2試合で4イニングを投げて6奪三振。投手チームのリーダーを務め、青柳博文監督は「気持ちが強く、キレの良い球が持ち味」と評価する。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 関東大会はベンチ入りを逃し、「誰よりも努力しよう」と決めた。休み時間も重いボールを離しては握る握力トレーニングに取り組み、フォームを改善。球速は136キロから141キロに上がり、変化球の精度に自信が付いた。 投手陣は層が厚く、日々切磋琢磨(せっさたくま)している。「甲子園では先発の1年生が作った試合を壊さず、流れを変えるような投球をしたい」 ◇声でチームを鼓舞 金井俐樹捕手(2年) よく通る声でチームを鼓舞するムードメーカー。投手と捕手が参加した2月の鳥取合宿中は、学校に残った部員らが「金井ロス」と寂しがったという。ランナーコーチを務めることも多く、小谷魁星コーチは「ゲームの流れを読むのがうまい」と信頼を寄せる。 小学5年から捕手一筋。高校入学後、箱山遥人主将(2年)のプレーを目にして一時は弱気になったが、「学ぶべきことがたくさんある」と前向きに受け止めて練習に励んできた。 甘楽町出身。憧れの大舞台でも「プレーと声で仲間を元気づけたい」と笑みを浮かべた。=つづく